精液検査

精液検査

精液検査お考え・実施の患者様へ
精液検査の結果のみから自然妊娠の可否を断定できるわけではございません。
あくまで参考値とお考えください。

精子検査・精液検査の流れ

  • 1
    予約は不要ですので直接ご来院ください。採精用と検体提出用の容器をお渡しします。
  • 2
    2日(48時間)~4日間の禁欲の後、自宅で採精して下さい。採精後、1時間以内に検体をクリニックに持参して下さい。殺精子成分が含まれている場合がありますのでコンドームの使用はおやめ下さい。
    午前中は11時から12時30分までの間に、午後は平日は16時から19時までの間に、土曜日は14時から17時までの間にご持参ください。
    日曜日・祝日の検体の受付は行っておりません。(検査キットのお渡しは可能です。)
    祝日に受診される方へ

    祝日には精液検査を行っておりませんのでご了承ください。(検査キットのお渡し・結果説明は可能です)また血液・尿検査の受付は16時で終了となります。

  • 3
    3日後に結果が判明しますので、お時間のある時にご来院ください。予約は不要です。検査結果は郵送でお伝えすることも可能です。(別途郵送代が500円必要となります)

不妊の50%は男性側に原因があります

近年、男性不妊症の割合は増加してきております。
数値は報告書によって様々ではありますが、WHOの調査では「男性側にのみ原因がある」と、「男女両方に原因がある」を合わせた数値が50%というデータがあります。
これはつまり、不妊の原因の半数近くは男性に原因があるということです。不妊症の場合、女性だけが不妊検査を行う場合も多いのですが、妊娠の確率を高めるためには、同時に男性も不妊症の検査をすることが必要です。

男性不妊症の原因

男性不妊症の原因の多くは、「造精機能障害」によるものです。
これは精子を造る機能に障害があるもので、状態によって主に以下の3つに分類されます。

精子の数が少ない場合

「乏精子症」「無精子症」などが当てはまります。

精子の運動量が弱い場合

「精子無力症」などが当てはまります。

精子の奇形が多い場合

「精子奇形症」などが当てはまります。

これらの症状はWHOマニュアルにより精液の数値の基準値が決められており、精子検査によって異常かどうかが判明します。

不妊症の検査方法

男性と女性で検査方法が異なりますが、一般的に以下のような検査が行われています。

男性

男性の場合は、下記の精液検査を行うことにより、多くの情報が得られます。

精液検査

精液を採取する検査です。採取した精子を室温にて静置し、精子の数、運動量、奇形の割合、精液の量などを調べることができます。精子の数を調べることにより、前述の「乏精子症」や「無精子症」など精子の運動量を調べることにより、「精子無力症」など精子の奇形の割合を調べることにより、「精子奇形症」などあらゆる症状の有無を調べることができます。女性の検査と比べて、男性の検査は身体への負担が少なく行えます。前述のように不妊症の半数は、男性側に原因があると言われています。不妊症が疑われた場合は、女性だけではなく、男性も検査を行うことで、改善に向かうことができます。

女性

超音波検査

一般に「エコー」と呼ばれている検査です。腹部にゼリーを塗布し、超音波を当てることにより、臓器の状態を調べることができます。不妊外来では、子宮の形態や子宮筋腫・卵巣嚢腫の有無、月経周期に合わせて、排卵の有無や卵子の発育状態などを調べることができます。体に対して悪影響や痛みなどもあまり無いため、比較的身体への負担が少ない検査と言えます。

子宮卵管造影検査

子宮内に造影剤を注入し、X線を照射することによって行う検査です。子宮の形や大きさ、卵管の状態などを調べることができます。これにより卵管の詰まりが改善されたり、通りがよくなることで、妊娠の確率が向上するなどの治療効果もあります。ただし検査により痛みがともなうこともあり、身体への負担があります。

ヒューナーテスト

性交後、およそ12時間以内の膣内の粘液や頸管粘液、子宮内液を採取する検査です。それぞれに精子が到達しているか、きちんと運動しているかを確認します。精液検査では運動精子が多くみられても、女性の膣内や子宮内では動きが悪くなるなどのケースがあります。不妊症の場合は、上記の検査と併せて行われる場合が多いです。症の場合は、上記の検査と併せて行われる場合が多いです。

検査料金

精液検査

検査項目 精液量、精子数、精子濃度、運動率、精子正常形態率、pH
料金 14,800円(税込)